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ローヌ渓谷 | ソムリエ試験教本まとめ

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ローヌ渓谷地方の概要

ローヌ川はスイスアルプスを発し、レマン湖を経てフランスに入った後、約500km流れ、地中海へ注ぎます。ローヌ渓谷は、この流域に広がるワイン産地で、北はヴィエンヌから南はニームまで、南北250kmの距離にわたります。この産地はローヌ、ロワール、アルデッシュ🔗ュド、ローヌ、ヴォクリューズ🔗、ガールの6県から成り、一般的に北部ローヌと南部ローヌに区分されます。

アルデッシュ 写真
アルデッシュ : コート・デュ・ローヌ A.O.C.に含まれるフランスの県の一つ。 (参照元)
ヴォクリューズ 写真
ヴォクリューズ : コート・デュ・ローヌ A.O.C.に含まれるフランスの県の一つ。 (参照元)
ガール 写真
ガール🔗 コート・デュ・ローヌ A.O.C.に含まれるフランスの県の一つ。 (参照元)

ローヌ渓谷の特徴

北部ローヌは急勾配の斜面を持つ渓谷、南部ローヌはなだらかな平地や丘陵があります。気候条件や土壌構成は異なり、ワインの種類にも影響を与えています。

  • 北部ローヌ: 主にシラー種を使用した赤ワインが中心。
  • 南部ローヌ: グルナッシュを主とし、シラーやムールヴェードルをブレンドして赤ワインが多い。

A.O.C.ワインの生産状況は、赤ワインが75%、ロゼが16%、白は9%であり、

A.O.C.ワインの栽培面積は66,572ha、生産量は2,710,072hlで、ボルドーに次ぎフランス第2位です。

グルナッシュ 写真
グルナッシュ : 最近人気が高まりつつある赤ワイン用のブドウ品種で、特にオーストラリアにおける需要が増加している。 (参照元)
ムールヴェードル 写真
ムールヴェードル : 南部ローヌで使用される赤ワイン用のブドウ品種 (参照元)

歴史的背景

ローヌ渓谷のブドウ畑が広がったのは紀元1世紀以降、モンテリマールの南15kmに位置するドンゼーには、ローマ時代のワイン造りを示す醸造所跡があります。中世になるとカトリックの修道院がブドウ栽培を再開し、1309年に法皇クレメンス5世がアヴィニョンに定住しました。

1933年にはシャトーヌフ・デュ・パプの生産者ル・ロワ男により、A.O.C.の原型が作られ、1958年には正式なA.O.C.が設立されました。この年にはタヴェルがA.O.C.を取得し、その後エルミタージュやコート・デュ・ローヌも続きました。

文化と経済

ローヌ渓谷の大部分はローヌ・アルプ地方に属し、ヴォクリューズ県はプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方、ガール県はラングドック・ルーション🔗地方に含まれます。また、アヴィニョンの法廷宮殿やオランジュのローマ劇場は、ユネスコの世界文化遺産として知られています。

経済的には、リヨンを首都ともつローヌ・アルプ地域圏はフランス第2位の経済力を誇り、航空宇宙、防衛、交通システム産業が発展しています。2020年のローヌ渓谷のA.O.C.ワインの輸出量は、870,380hlで、金額は4億8,860万ユーロに達しました。

ラングドック・ルーション 写真
ラングドック・ルーション🔗 フランス南部の地中海沿岸に位置するワイン生産地域。 (参照元)

気候と風土

北部ローヌは穏やかな半大陸性気候で、南部ローヌは地中海性気候の影響を受けています。夏季は高温で、7月と8月の平均最高気温は30度に達します。この地域には、ミストラルという北から南に吹く強風があります。風速は30m/sを超えることもあり、年間120〜160日間吹き続けます。

ワイン生産量と主要品種

ローヌ渓谷のワイン生産量(A.O.C.ワインのみ)は、2,565,467hlで、うち赤ワインが76%を占めます。主要ブドウ品種は以下の通りです。

  • 白ブドウ: ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌ、クレレット、グルナッシュ・ブラン
  • 黒ブドウ: シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、サンソー
ヴィオニエ 写真
ヴィオニエ : フルーティで芳香性のある白ワイン用ブドウ品種。 (参照元)
マルサンヌ 写真
マルサンヌ : フランスの白ワインでよく使われるブドウ品種。 (参照元)
ルーサンヌ 写真
ルーサンヌ : 白ワインに使用されるブドウで、香りが特徴的。 (参照元)

地方料理と特産品

  • メガー・ド・モンチリマール: Nougat de Montélimar (アーモンドと蜂蜜から作る特産品)
  • アニョー・ド・シストロン: Agneau de Sisteron (仔羊)
  • シャテーニュ・ダメ: Châtaigne Ardéchoise (栗)
  • ドープ・アヴィニョネーズ: Daube Avignonnaise (肉の煮込み料理)
  • リット・ド・コンドリュー🔗: Rigotte de Condrieu (山羊チーズ)
  • ピコドン: Picodon (山羊チーズ)
アニョー・ド・シストロン 写真
アニョー・ド・シストロン : 南フランスのシストロン地方で飼育される仔羊 (参照元)
コンドリュー 写真
コンドリュー🔗 ヴィオニエから造られる香り豊かな白ワイン (参照元)
ピコドン 写真
ピコドン : フランスの山羊チーズ。 (参照元)

主要なA.O.C.

ローヌ渓谷地方では、シャトーヌフ・デュ・パプ、エルミタージュ、コート・デュ・ローヌ、タヴェルなどのA.O.C.が存在します。各A.O.C.はそれぞれ独自の特性を持ち、ワインの質に大きく寄与しています。

ローヌ渓谷の主な産地

ローヌ渓谷はフランスのワイン産地であり、特に多様なワインが生産されることで知られています。広域には赤、ロゼ、白の各種ワインが共存しており、特に南部ではグルナッシュ主体のフルボディ赤ワインが多く生産されています。以下では主な産地とその特徴を詳しく説明します。

コート・デュ・ローヌ (Côtes du Rhône)

ローヌ渓谷の広域A.O.C.で、アルデッシュドローム🔗ヴォクリューズガール🔗の4県にまたがり、171市町村が認められています。実質的には南部ローヌの123市町村で主に生産されており、ここでは主としてグルナッシュシラームールヴェードルをブレンドした赤やロゼ、さらにグルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、クレレットなどの品種がプレンドされる白ワインも醸造されています。赤ワインにおいては、グルナッシュの作付け比率を最低30%以上と定めており、この基準はモンテリマール以北では適用されません。2018年の生産量は1,280,240hlで、ローヌ渓谷のA.O.C.ワインの47%を占めています。

ドローム 写真
ドローム🔗 コート・デュ・ローヌ A.O.C.に含まれるフランスの県の一つ。 (参照元)

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ🔗 (Côtes du Rhône Villages)

このA.O.C.はアルデッシュドロームヴォクリューズガールの95市町村が対象となっています。一般のコート・デュ・ローヌと比べて、最低果汁糖度や最大収量についての規定がさらに厳格で、赤ワインの最低果汁糖度は207g/hlに設定されています。これにより、より高品質なワインが生産されることを促進しています。

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ 写真
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ🔗 厳格な規定のもとで生産される、コート・デュ・ローの一部 (参照元)

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの地理的名称

特定の条件を満たしたワインは、A.O.C.名の後に地理的名称を付記可能です。これにより最大収量の規定がさらに厳しくなり、41hl/haが設定されます。現在、以下の22の地名が認められています。

  • Roix (赤、ロゼ、白)
  • Sablet (赤、ロゼ、白)
  • Seguret (赤、ロゼ、白)
  • Valréas (赤、ロゼ、白)
  • Visan (赤、ロゼ、白)
  • Massif d'Uchaux (赤)
  • Plan de Dieu (赤)
  • Vaison-la-Romaine (赤)
  • Chusclan (赤、ロゼ)
  • Saint-Gervais (赤、ロゼ、白)
  • Saint-Andréol (赤)
  • Signargues (赤)
  • Rochegude (赤、ロゼ、白)
  • Saint-Maurice (赤、ロゼ、白)
  • Puymeras (白)
  • Nyons (白)
  • Sainte-Cécile (白)

北部ローヌの特徴

ローヌ渓谷の北部には多くの著名なA.O.C.があります。これらの地域では、特に高品質なワインが生産されており、各地の土壌や気候がワインに独特の個性をもたらします。以下にいくつかの代表的なA.O.C.を紹介します。

コート・ロティ🔗 (Côte-Rôtie)

ローヌ渓谷最北端のA.O.C.で、主にシラーから造られます。この地域は約319haの栽培面積を持ち、急勾配のテラス状の葡萄畑が特徴的です。日当たりと独特な土壌条件がワインの質を向上させ、芳香豊かな赤ワインが生まれます。

コート・ロティ 写真
コート・ロティ🔗 ローヌ渓谷最北端のA.O.C.で主にシラーから造られる (参照元)

コンドリュー (Condrieu)

ヴィオニエのみから造られる白ワインで、現在の栽培面積は200haに達しています。ここで生まれるワインは、花崗岩土壌から生まれ、その香りが豊かでリッチな味わいが特徴です。特にフルーツ感と花の香りが調和した高品質の白ワインとして知られています。

ローヌの主要な赤ワインのA.O.C.

以下にローヌの主要な赤ワインをご紹介します。これらのワインは地域ごとに異なる特徴を持ち、ワイン愛好家にとって非常に魅力的です。

サン・ジョセフ🔗 (Saint-Joseph)

1956年に設立されたA.O.C.で、主にシラーが主体となります。これらのワインは1,330haの栽培面積で生産され、多様な土壌から生まれるバリエーション豊かな味わいを提供しています。

サン・ジョセフ 写真
サン・ジョセフ🔗 シラー主体の赤ワインを生産するA.O.C. (参照元)

エルミタージュ (Hermitage)

エルミタージュの丘に位置し、シラーマルサンヌの混醸による赤と白が知られています。この地域のワインは、急峻な斜面で生産されるため、特に濃縮感と複雑さが高く評価されています。特にエルミタージュの赤ワインは、長期熟成に適し、豊かなアロマを持つことで知られています。

その他の重要なA.O.C.

ローヌには多くの個性豊かなA.O.C.が存在します。地域ごとに異なる土壌や気候、伝統的な造り方が、独特の風味を生み出しています。

クロズ・エルミタージュ🔗 (Crozes-Hermitage)

1,768haの広大な産地で、エルミタージュに隣接し、軽やかな赤ワインを生み出すための理想的な土壌条件があります。この地域のワインは果実味が強く、柔らかなタンニンが魅力です。

クロズ・エルミタージュ 写真
クロズ・エルミタージュ : エルミタージュに隣接し、軽やかな赤ワインを生み出す地域 (参照元)

コルナス🔗 (Cornas)

このA.O.C.ではシラー100%の赤ワインのみが認められており、約150haの実際の栽培面積があります。しっかりとした構造を持つワインが特徴です。

コルナス 写真
コルナス🔗 シラー100%の赤ワインのみ認められるA.O.C. (参照元)

サン・ペレイ🔗 (Saint-Peray)

ここでは白ワインと発泡性ワインが生産され、主にマルサンヌルーサンヌが使用されています。フレッシュでありながら、しっかりとしたボディ感が特徴で、食事とのペアリングにも適しています。

サン・ペレイ 写真
サン・ペレイ🔗 白ワインと発泡性ワインが生産される地域 (参照元)

クレレット・ド・ディー🔗とその近隣A.O.C.

このA.O.C.は、伝統的な方法で造られるワインが特徴的で、特にミュスカ・ア・プティ・グランが主要品種として使用され、アロマ豊かな甘口ワインを生み出します。

クレレット・ド・ディー 写真
クレレット・ド・ディー🔗 アンセストラル方式で作られるフランス産スパークリングワイン。 (参照元)
ミュスカ・ア・プティ・グラン 写真
ミュスカ・ア・プティ・グラン : クレレット・ド・ディーで主要な白ワイン用品種 (参照元)

シャティロン・アン・ディオワ (Chatillon-en-Diois)

赤、ロゼ、白が造られるA.O.C.で、ガメイが主体品種として使用されており、新鮮で果実味豊かなワインが特長です。

南部ローヌのアペラシオン

南部ローヌはフランスのワイン産地の一部で、特に多様なワインが生産されています。ローヌ川の流域に位置し、豊かな地形と気候が多様なブドウの栽培を可能にしています。ここでは、南部ローヌにおける主要なアペラシオンについて詳しく解説します。

グリニャン・レ・ザデマール

グリニャン・レ・ザデマールは、南部ローヌの北端に位置するA.O.C.であり、ローヌ川左岸に位置するドロー県の21の村に認められています。このアペラシオンでは赤ワインがグルナッシュシラーを主体としており、ロゼはグルナッシュシラー、そしてサンソーが主体です。白ワインはヴィオニエを20%以上ブレンドすることが定められています。2010年に旧A.O.C.コトー・デュ・トリカスタンから改称され、より地域特性を反映したワインが生まれています。

地質と気候

この地域の土壌は砂利の多い土地や石灰粘土質の土地、そして河岸段丘の沖積土など多様性に富んでいます。気候は地中海性であり、これが熟した果実を持つワインを生み出す重要な要素となっています。

Côtes du Vivarais🔗

Côtes du Vivaraisは、グリニャン・レ・ザデマールの対岸、ローヌ川の右岸に位置し、アルデッシュ県の9村とガール県の5村に認められたA.O.C.です。ここの赤ワインはグルナッシュ(30%以上)とシラー(40%以上)を主体としており、特に標高400mの台地で育てられたブドウから生まれます。また、サンソーとマルスランも補助品種として認められています。

Côtes du Vivarais 写真
Côtes du Vivarais : グリニャン・レ・ザデマールの対岸に位置するアペラシオン。主にグルナッシュとシラーを使ったワインが生産される。 (参照元)
マルスラン 写真
マルスラン : カベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種で、フルボディの赤ワインに利用される。 (参照元)

生産されるワインの特徴

赤ワインはグルナッシュ主体であり、ロゼはグルナッシュ(60-80%)を中心に構成され、白ワインはグルナッシュ・ブラン(50%以上)を主体とし、クレレットやマルサンヌなどとブレンドされています。また、ヴィオニエとルーサンヌも認められていますが、それらの割合は作付面積で10%以下、醸造においては20%以下となっています。

コート・デュ・ローヌのクリュ

南部ローヌ地域は、コート・デュ・ローヌの17のクリュを含み、各アペラシオンで異なる品種規定が存在します。たとえば、ジゴンダス🔗は1971年にコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから独立したA.O.C.で、グルナッシュを主体としており、繊細ながらも力強いワインを生産します。

ジゴンダス 写真
ジゴンダス🔗 ジゴンダス村に認められたA.O.C.で、グルナッシュ主体の赤ワインが特徴。 (参照元)

ジゴンダス

ジゴンダスは、モンミライユ山系のふもとにあるジゴンダス村専用に認められたアペラシオンで、小石混じりの赤い粘土質土壌を特色とし、シラームールヴェードルとのバランスが取れたブレンドが魅力的です。醸造においてはグルナッシュを50%以上用いて、シラーまたはムールヴェードルのうち少なくともどちらか一方を必ずブレンドしなくてはなりません。最近の政令により、クレレットを主体とする白ワインも新たにA.O.C.ジゴンダスとして認められています。

その他の著名なアペラシオン

  • シャトーヌフ・デュ・パプ: 南部ローヌを代表するA.O.C.であり、最大13品種が認められています。特にグルナッシュシラームールヴェードルなどを利用したバラエティに富んだワインが魅力です。
  • ヴァケイラス🔗: 特に日照に恵まれたこの地域は、グルナッシュシラーが主体で、バランスのとれたワインを提供します。
  • タヴェル: 力強いロゼが主で、グルナッシュを中心に構成されたワインが特徴で、特に料理とのペアリングが楽しめます。
ヴァケイラス 写真
ヴァケイラス : 特に日照条件に恵まれたA.O.C.で、グルナッシュとシラーが主体。 (参照元)

原産地呼称の法

フランスにおけるワインの原産地呼称A.O.C.は、1920年代に制定された法律に基づき、ワインの品質や生成条件を厳しく管理する制度です。この制度により、各アペラシオンの特性が反映され、ワインの付加価値が高まっています。

ワイン生産の法律的枠組み

各アペラシオンにおける品種、土壌、気候、製法に関する詳細な規定は、ワインの特性を決定づける重要な要素であり、ワイン生産者はこれらを遵守する義務があります。これによって、地域ごとの特色あるワインが生み出されています。

重要な人物

ワインの歴史には、多くの歴史的人物が関連しています。特に香辛料貿易やフランス政治において影響を与えた人々は、アルプス地方との貿易関係で名を馳せた商人たちや、地域の文化的な発展に寄与した修道士たちです。彼らの活動は、南部ローヌの豊かなワイン文化の基盤となっています。

歴史的な年号

ワイン法が制定された1920年は、フランスのワイン産業において画期的な変化をもたらしました。この年に、原産地の指定が法的に保障され、以降、品質基準が厳格化されていきました。これにより、南部ローヌのワインが国際的に高い評価を受けることとなります。

生産者とワイナリー名

南部ローヌには、歴史あるワイナリーが多く存在します。特にシャトー・ヌフ・デュ・パプ🔗ジゴンダスを代表するワイナリーは、独自の製法と土壌による個性的なワインを生み出しています。また、これらのワイナリーは伝統を重んじながら、新しい技術やスタイルを取り入れており、どの世代の人々にも楽しませる多様な選択肢を提供しています。

シャトー・ヌフ・デュ・パプ 写真
シャトー・ヌフ・デュ・パプ🔗 南部ローヌ地区の有名なワイナリーで、独自の製法で個性的なワインを生産。 (参照元)

記憶が新鮮なうちに、練習問題を解きましょう。覚えてアウトプットをしての繰り返しで記憶は定着してゆきます。

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